ソロティピー1TC+DDタープ+薪ストーブという装備で挑む冬キャンプ!
どうもkazuです(^^♪
kazuが住んでいる北海道道北地区はすっかり根雪になり、雪景色が広がりました。今年は、天気より吹雪いている日の方が多く、気温も-10~-20℃を常に行ったり来たり。
今回は、「BUNDOK(バンドック) ソロティピー1TC」と、「DDタープ」の連結。さらに!「薪ストーブ(G-Stove Heat View)」を入れて、過酷な冬キャンプに挑んできましたよ。
冬キャンプに挑戦してみたいキャンパーの方のご参考になれば幸いです(^^♪
この記事では、ソロティピー1TCとDDタープの連結方法や、ソロティピー1TCに入れる薪ストーブの配置方法など、設営動画を交えながら分かりやすくご説明しています。
使用するテント「BUNDOK(バンドック) ソロ ティピー 1TC」
今回使用するテントは、「BUNDOK(バンドック) ソロ ティピー 1TC」です。皆さまもご存知の通り、人気のワンポールテントになります。このテントを使っているキャンパーの方も多いのでは?
さらに、最近ではWAQ(ワック) からAlpha T/C が発売されたことも話題に上がりました。
ちなみに、バンドックのソロティピー1TCと「ほぼ同サイズ」となっているので、今回の設営方法はAlpha T/Cにも活用することができます。
ソロティピー1TCの仕様ですが、広さは240cm×240cm(4.5畳)、高さは150cmと、ソロキャンプに十分適しています。今回はこのテントを「寝室」として活用して行きたいと思います。
テントの生地素材もTC素材(コットンとポリエステルを組み合わせた繊維)で出来ており、通気性も良く、温度差による結露が生じにくい性質があります。テント内での暖房機器との相性がとても良い幕となっています。
さらに、「スカート」もついているので、冬の底冷え対策にも有効なテントと言えます。
今回はこのテントを使って冬キャンプに挑みたいと思います。
使用する薪ストーブ「G-Stove Heat View」
そして、冬キャンプをやり通すのに必要な「薪ストーブ」ですが、今回は、G-stoveを使用します。
ノルウェーの本格的な薪ストーブのメーカー「G-stove」。オールステンレス製で錆びに強く、耐熱温度も1,000℃までと、耐久性も申し分ないです。さらに、上部から真っ直ぐに伸びた煙突からのドラフト(空気の抜け)も良く、燃焼効率がとても高い薪ストーブと言えます。
高額な薪ストーブですが、長年愛用できる一台だと評価しています。kazuもかなり使い込んでいますが、いまだに変形や壊れたりしていません。
そして、テント内での火器取り扱いについては、「一酸化炭素中毒による事故」や、「煙突の熱による燃焼事故」など、常に細心の注意を払う必要があります。
過去記事では、一酸化炭素チェッカーの詳しい記事や、煙突の熱などの対策を掲載しています。ぜひご参考になさってみて下さい。
これらの準備を行うことにより、テント内でも快適に暖房火器を使用することができます。
使用するタープ「DDタープ(4×4)」
そして、ソロティピー1TCと連結するタープは、「DDタープ」を使用します。
有名なタープですが、特徴としてループが沢山付いている為、様々な形の張り方ができます。今回はこのタープを使ってソロティピー1TCの「前室」を作ってみたいと思います。
大きさは「4m×4m」のDDタープを使用しています。色は「オリーブグリーン」になります。
3つを組み合わせた設営方法を考えてみる
前室にはDDタープ「クローズドA」
設営方法ですが、キャンプ当日の天気予報を確認すると「夜に猛吹雪」になると事前に分かっていたので、強風にあおられない設営をする必要がありました。
今回、「前室」となる部分のタープの張り方は「Aフレーム」を基本に考えていき、強風時に前室をクローズできる「クローズドA」という張り方を行うことにします。
ソロティピー1TCの入り口は「逆に」そして「二股化」
今回このテントの特徴と言える「サイドフラップ」はあえて封印します(笑)。
理由は「薪ストーブ」を入れる必要があるからです。過去記事でも紹介していますが、240cm×240cmのテント内を有効的に活用するには、入口を逆にしないと薪ストーブを入れることは困難だからです。
寝室として活用する為、コットと薪ストーブの距離をある程度離しておく必要があります。また、ワンポールではテント内の移動に制限がかかってしまうので、今回はワンポールを「二股化」しています。
薪ストーブの煙突を出す位置ですが、本来入り口であるはずのサイドフラップの「ファスナー部の斜め位置」から煙突を真っすぐ上に出すイメージになります。
薪ストーブ(G-stove)の煙突は耐熱処理!長くがっしり固定!
薪ストーブについて、ドラフト(空気の抜け)を良くする為、煙突を長くする必要があり、先端には「スパークアレスター」を装着することにします。もちろん煙突にバンテージを巻いて耐熱処理も忘れずに行った方が良いです。
スパークアレスターが先端にあることで、煙突から出た火の粉でテントやタープに穴を空けてしまう事故を防止することができます。
さらに、固定については前方に2本、後方1本のガイロープを使用し、本体は地面に直接ペグ打ちして、がっちり固定することにします。
テント設営のポイント
以下のポイントを踏まえ設営していきたいと思います。
・DDタープ(4×4)で「クローズドA」で前室を作る。
・ソロティピー1TCのサイドフラップは封印し、入り口を「逆に」そして、ワンポールは「二股化」にしてスペースを確保。
・薪ストーブ(G-stove)の煙突にバンテージを巻き、先端には「スパークアレスター」
テント設営(動画)
ちなみにソロティピー1TCを張る時に使った「設営ガイド」は自作品になります。簡単に作れますので、お試しあれ(^^♪
設営のポイント(解説)
ポイントとして、最初に雪をしっかりどかして「平地」を作ること。
さらに、有効活用できそうな大木があればそれを「軸」にして、テントの向きを決めていくことです。
今回、後方に一本使えそうな大木があったので、ここにガイロープをくくり付けDDタープを繋げています。
タープ前方にはFUTURE FOX(フューチャーフォックス)のポールを使用。高さは180cm(最長240cmになる)、厚さは28mm、太いポールになり強風でも十分耐えられます。
煙突の固定ですが、先端に取り付けられているスパークアレスターには3つの穴が付いており、そこからカラビナ+ロープを固定し、前方2本、後方1本にテンションをかけて固定しています。
DDタープの向きですが、「なぜ横にループを来るようにしてテンションをかけて前室を広く取らないのか?」と疑問に思われる方もいると思います。
理由として、ソロティピー1TCとタープの重なる部分は「微妙な隙間」が開いており、タープの横にテンションをかけると、吹雪の際に雪が入り込む原因になると判断しました。今回は横からのテンションをかけずに設営しています。
案の定、降り積もる雪の重さで、隙間が埋まった為、テンションをかけなかったことは大正解でした。
昼間の穏やかな天気から一転。天気予報は的中し、夜は猛吹雪でした(笑)。その為、Aフレームから「クローズドA」に変更し、入り口を締め切ります。
少し隙間は空いてしまいますが「寝室」まで風がくることは無いので快適に過ごすことができました。
キャンプ時の様子
最後に
キャンプをしていて面白いと思うのが、「今日はどんな張り方にしよう?天候によってはこうしてみよう。」「このキャンプ道具だったら、こんな風に使えるはず。」など、一つひとつの作業を確認しながら想像して楽しめることにあると思います。
キャンプは「不便を楽しむもの」これに尽きますが、自由な発想があるのがキャンプの良い所なのかも知れません。
少しでも皆様のお力になればと思い、今回の記事を書いています。
最後まで読んで下さってありがとうございました(^^♪
実際にキャンプの様子をYouTubeにアップしています。
設営方法の他に、キャンプの様子をアップしていますので、ぜひ高評価&チャンネル登録を宜しくお願いします(^^♪
冬キャンプ特集!薪ストーブと石油ストーブを徹底比較!
KAZUが所有している薪ストーブ(G-stove)と石油ストーブ(アルパカ、ギアミッション)を徹底比較しました。ストーブの種類や性能、費用、利便性など詳しく説明しております。
今回のキャンプで使用したキャンプギアについて
追記情報:一年後、新たな薪スト配置を考えました!
この記事から一年後、BUNDOKソロティピー1TCの薪スト配置を見直し、フロントフラップの二股化や、特殊煙突の使用により、ソロティピー1TCのスタイルを崩さずに薪ストを配置することができました(^^♪
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