サーマレスト(THERMAREST)のマットレスが高性能!
どうもKAZUです(^^♪
今回は、キャンプの時に使用している「マットレス」をご紹介していきたいと思います。
おそらく、キャンプをしている方は見かけた事があるのではないでしょうか?
そう!
「黄色と銀マットが特徴のサーマレストのマットレス」です!※ブルー仕様もあります。
寝袋の下に敷いたり、クッションとして座ったり、荷物を置いたり、などなど。
多様に活用することができます。
一年を通して、一番KAZUが使い込んだキャンプ道具の一つで、コスパに優れており、使い勝手が抜群に良かった為、あらためて特徴や性能などを詳しく当ブログでご紹介していきたいと思います。
この記事では、サーマレスト(THERMAREST)の概要や、マットレスの特徴、性能、種類をご紹介しております。さらに、実際に様々なキャンプシーンで使用した感想も含めご紹介しております。
サーマレスト(THERMAREST)とは?
サーマレストの歴史は古く、「アメリカで誕生したマットレス」になります。
創業者は、ボーイング社でエンジニアとして働いていた「ジョン・バローズ」という方です。
当時のクッション材は、エアーを注入する簡易的なマットで、ちょっとした事でも空気が抜けてしまうお粗末なマットだったそうです。
そこで、ジョンの友人でもある「ジムリー」と、「ニールアンダーソン」と共に、
「より軽量で使い心地が良い自分たちが夢見るマットレスを作って見よう!」と、新しいマットレスの開発・製造へ着手したのが、サーマレストの始まりだと言われています。
そして、初期段階で生まれたのが「オープンセルフォームを内蔵したマットレス」になります。
このマットレスですが、快適・保温性も高く大ヒットします。各地で需要が高まるにつれ、登山家、アウトドア愛好家に欠かせないマストアイテムとなりました。
さらに、サーマレストは、マットレスの生産性を上げ、現在のクローズセル構造のマットである「リッジレスト」が開発され、その後1989年に発売されたシンプルな独自の凹凸構造を持ったコンパクトな「Zライト」が誕生します。
Zライトについては、現在でも世界中の多くの方に愛用されている「ロングヒット製品」となっています。
そもそも、サーマレストが「快適性」に重点を置く理由ですが、
「良い睡眠は良い行動につながるという単純な信念があるから」であり、キャンプや登山を楽しむ為には「必要不可欠な要素(考え方)」だとKAZUはあらためて考えます。
体をしっかりと休めることで「最大限のパフォーマンスが発揮できる」
そのパフォーマンスに一役買っているのが、このサーマレストのマットレスになります。
こうした経過と、長年の技術が蓄積され、快適で最高のマットレスが完成したわけですね。
いやー。歴史を知ると、「道具の価値と見方」が変わっていきますよね?
ただ単純に、流行りで「サーモレストのマットレスは良い」と捉えるのでは無く、試行錯誤の歴史が何度もあって、その上に「良質なマットレスが誕生した結果」があります。
あらためて「その物の価値」を認識することができますよね。
素晴らしい!
サーマレスト(THERMAREST)は万能マットレス!
ここからは、サーマレストの「特徴、性能(R値)、種類」をご紹介していきたいと思います。
サーマレストの「特徴」
サーマレスト全般の商品には、「サーマキャプチャー 」という技術が盛り込まれています。
サーマキャプチャーは、熱反射板が体温の熱を循環させ「体を温める」サーマレストの技術です。
表面に施された各部のコーティングや形状によって、熱効率を発生させて暖かさを保ちます。
今回、KAZUがご紹介するのは、上記イラストの「リッジレスト・Zライト マットレス」です。
独特の凹凸構造と、「表面のコーティングにより、”体からの熱を反射して暖かさを逃がさない構造”」になっているのが特徴になります。
サーマレストの性能は「R値」を見よう!
そして、サーマレストの性能ですが、「R値」という数値に着目します。
R値は、断熱性を表す数値で、数値が高い程「冷気が伝わりにくく、断熱性能が高いマット」であるという見方ができます。
R値の数値基準ですが、「1.0~10.0以上」までと、幅広い基準が設けられています。
サーマレストが表記しているR値の使用基準は下記図をご参照下さい。
・R値1.0以上 → 初夏、夏
・R値2.0以上 → 春、夏、秋
・R値4.0以上 → オールシーズンに対応
・R値6.0以上 → 厳冬期
季節に応じて適用されるR値を選ぶと良いとされていますが、KAZUが個人的におすすめしたい数値は、「R値が2.0以上のマットを選ぶと汎用性が高い」と感じます。
理由ですが、「寒い時期のキャンプ=R値が高いマットが良い」というわけでは無く、R値が低くても、コットを使って底冷えを防止することで、スリーシーズンのマットでも十分対応することは可能です。
結果、「R値が低くても、キャンパーの工夫次第で快適なキャンプを行うことが可能」だと考えます。
サーマレストの「種類」
そして、サーマレストの種類ですが、大きく分けて「4種類」に分類されます。
①軽量性と扱いやすさを重視した「クローズドセル」
②収納と断熱のバランスが取れた「ファスト&ライト」
③機動性優先のコンパクトな「トレック&トラベル」
④快適な寝心地の「キャンプ&コンフォート」に分けられます。
軽量性 | 厚み | 収納性 | 暖かさ | 扱いやすさ | |
①クローズドセル(軽量性) | ◎ | △ | △ | △ | ◎ |
②ファスト&ライト(バランス) | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
③トレック&トラベル(収納性) | △ | 〇 | ◎ | △ | ○ |
④キャンプ&コンフォート(快適性) | △ | ◎ | △ | ◎ | ○ |
クローズドセル Zライトソル ファスト&ライト ネオエアーウーバーライト トレック&トラベル ネオエアートポリュクス キャンプ&コンフォート モンドキング3D
4種類に分けましたが、「折り畳めて扱いやすいクローズドセルタイプ」が個人的におすすめになります。
ファスト&ライト、トレック&トラベルは、バランスの良い性能で、コンパクトに収納が行えます。
しかし、クローズドセルに比べると、二つとも「少し高価」なマットであることは否めません。
コスパだけを考えるなら「クローズドセル一択」になると思います。
しかし、小さいお子様連れのファミリーキャンプなど、「自宅のベッドのように快適にゆっくり休みたい」という方には、「キャンプ&コンフォート」がおすすめだと思います。
おすすめ!クローズドセル「Zライトソル」
KAZUは、ソロキャンプや登山泊で使用でき、バックパックに取り付けられるクローズドセルの「Zライトセル Rサイズ」を使っています。
R値は2.0あるので、スリーシーズンに対応しています。
S(スモール) | R(レギュラー) | |
カラー | シルバー/レモン シルバー/ブルー | シルバー/レモン シルバー/ブルー |
サイズ | 51×130cm | 51×183cm |
重量 | 290g | 410g |
材質 | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン |
厚さ | 2cm | 2cm |
収納サイズ | 51×10×14cm | 51×13×14cm |
R値 | 2.0 | 2.0 |
生産国 | Made in USA | Made in USA |
Zライトソルですが、普通の「Zライト」という名称のマットレスも販売されています。
見分け方ですが、「マット面の色が銀色ではなく”茶色”」になっています。
ZライトソルとZライトの違いですが、単純に「アルミ蒸着加工がされているかどうか」の違いになります。
アルミ蒸着加工がされているZライトソルは、普通のZライトに比べて、「20%温かく、摩耗に強い」と言えます。
Zライトソルは、耐久性がとても高いので、砂利や岩場の凹凸している地面にも直接敷くことができますよ。
「Zライトソル」 「Zライト」
クローズドセルタイプは他にも、リッジレストシリーズがあります。
Zシリーズとの違いは「折り畳めるか丸めるかの違いのみ」になります。
個人的には折り畳めるZシリーズの方が好きですけどね(^^♪
リッジレストシリーズ Zシリーズ
Zライトソルを様々なシーンで使用してみました
KAZUは、一年を通して「Zライトソル」を使う機会が多くありました。
様々なキャンプシーンで使用したZライトソルですが、「役立つ追記情報」を含めご紹介していきたいと思います。
少し肌寒い初夏のキャンプで使用
初夏、少し肌寒い時期のキャンプの時に使用しました。
MSRエリクサー1のインナーテントの中に敷いて、マットの上にはシュラフのみで寝ました。
Zライトソルの厚さは2cmあり、凹凸していることでクッション性も高く、快適に眠ることができました。
氷点下に近い登山泊に使用
8月、北海道の大雪山系旭岳の野営地で泊まった時にもZライトソルを使用しました。
気温は1℃と冷え込みましたが、NANGAのシュラフ(オーロラライト450DX)の性能のおかげもあって、底冷えせず快適に眠ることができました。この組み合わせは個人的におすすめです。
晩秋のキャンプで使用※役立つ追記情報あり
秋キャンプでも使用しました。
画像を見て頂くと分かると思いますが、マットの裏表が逆なんですよね。
これには深い理由がありまして、「”冬は銀色を表”、”夏は銀色を裏”」にする。
実は、メーカーで推奨されている利用方法となります。
Zライトソルの銀色側は「熱を反射する仕組」になっています。
即ち、「夏は地熱を反射させたいので”銀色を下向きに”」、逆に「冬は体温を反射させたいので”銀色を上向きに”」するのが正しい利用方法になります。
コットを使用することで、底冷え防止を図ることができるので、秋冬キャンプでは銀色を上向きに使用すると良いです。
厳冬期の冬キャンプで使用
そして、北海道の厳冬期キャンプでも使用しました。
ハイコットの上にマットレスを敷くことで、ある程度の底冷えを防止することができます。
もちろん体温を反射させたいので「銀色を上向き」にして敷きました。
普通のコットより高さがあるハイコットを使用することで、スリーシーズン対応でも、冬キャンプに使用することができます。
YouTubeでキャンプの様子を公開中!
12月の冬キャンプで「Zライトソル」を使ってみました(^^♪
もし宜しければ「高評価」と「チャンネル登録」を宜しくお願いします(^^♪
最後に
いかがだったでしょうか?(^^♪
サーモレストの歴史や特徴に触れることで、「サーモレストの良さ」を知ることができます。
色々なマットの種類があって悩みますが、KAZUがおすすめしたいのは「Zライトソル」です(^^♪
工夫次第で、オールシーズン使用することができますので。
さらに、折りたためてバックパックに取り付けられる利便性や、凹凸形状のクッションによって耐久性が高いことも高評価となります。
また、車中泊にも使えますし、バイクのツーリングにも使えそうですよね(^^♪
一枚持っているだけで様々なシーンに活用できそうです。
技術が詰まったサーモレストのマットレス。
皆さんは、いかがですか?(^^♪
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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