BUNDOKソロティピー1TCに薪ストーブを入れて見ました!(完全版)
追記情報(2022.12)
最近はフロントウォールを組み合わせ、薪ストーブをインストールして冬キャンプを楽しんでいます。こちらの方が、拡張性も高く快適な冬キャンプが行えるスタイルだと思いますので、こちらの記事もぜひご参照下さい(^^♪
通常記事はこちらから、
どうもKAZUです(^^♪
冬キャンプのシーズンが到来し、相変わらずキャンプを楽しんでいます(笑)
しかし、冬キャンプを行う上で悩むのが、テントに入れる「薪ストーブの配置」です!
KAZUが愛用しているワンポールテント「BUNDOK ソロティピー1TC」ですが、今まで様々な角度から薪ストーブを入れて楽しんで来ました。
しかし、「まだ”納得のいくスタイル”に到達できていない。」と思っています。
そこで、「あるパーツ」を組み合わせ、ソロティピー1TCに合う完璧な薪ストーブの配置を行ってみることにしました!
結果、納得いくソロティピー1TCに合う薪ストーブの配置が可能となりましたので、当ブログにてご報告させて頂きます!(^^♪(笑)

この記事では、BUNDOK(バンドック)ソロティピー1TCへ、薪ストーブを入れる為の準備と、最適な設置方法を考察・実践し、実際に冬キャンプで使用して見た感想をご紹介しております。
過去、薪スト配置のおさらい
まず、使用するテントと薪ストーブの特徴に触れていき、過去に行った薪ストーブの配置方法をおさらいしていきたいと思います。
BUNDOKソロティピー1TCとは?
使用するテントですが、軍幕に似たワンポールテント BUNDOK(バンドック)のソロティピー1TCになります。
発売は2020年、比較的新しいソロ用のワンポールテントですが、知名度はとても高く、現在も「ロングランヒットしているテント」になります。
定価は24,800円ですが、若干プレ値が続いています(R3.12現在27,800円※Amazon)。

ソロティピー1TCの特徴は、高さ150cm、面積240cm×240cmのソロに最適な空間と、結露に強いTC素材と呼ばれるポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)で出来ているテントになります。
TC素材で出来ているので、冬キャンプの結露にも強く、薪ストーブとの相性がとても良いテントになります。
一言で表すと「バランスの良いオールラウンダー(万能選手)」です。
そんなソロティピー1TCが人気になった理由は、何と言っても「拡張性が高い」ことが挙げられます。
「ワンポールの二股化」や「インナーテントの向き変更」、「ガイド作成」、「ガルウイング化」などなど。
このテントで遊び込んでいるキャンパーは多く、今でも不動の人気を支えているのでは無いかとKAZUは考えています。
ちなみに、似たワンポールテントでWAQのAlpha T/C というテントがありますが、「Alpha T/Cと大きさも同規格」ですので、ご紹介する薪ストーブの設置方法は、Alpha T/C にも活用することができますよ(^^♪
使用する薪ストーブは?
そして、使用する薪ストーブですが、G-stove(ジーストーブ)の「G-stove Heat View」になります。





G-stoveの特徴ですが、ノルウェー発の本格的なコンパクト薪ストーブで、錆に強いオールステンレスで組み上げられています。
各種オプション品も多く、こちらも拡張性は高いと言えます。
大きさも「普通のサイズ(38cm)」と「XLサイズ(50cm)」から選ぶことができ、今回は、普通サイズ(38cm)のG-stoveを使用しています。
使えば使い込むほど味が出る薪ストーブで、個人的にお気に入りのキャンプ道具です。
過去の薪ストーブ配置
ソロティピー1TCとG-stoveを使って行った過去の設置方法ですが、
テント後方のファスナーからG-stoveの煙突を出すと、薪ストーブが中央に設置されることになり、左右どちらかにコットを置いてしまうと、薪ストーブと干渉してしまう為、とても危険な設置方法となってしまいます。
※テント内のポールは二股化しています。


そこでKAZUが考え出したのが、「ソロティピー1TCの向きを前後逆にしてG-stoveを設置する」という方法でした。


この方法で薪ストーブを設置すれば、コットとの距離を遠くすることができます。
この結果、コットで真冬の底冷えを防止しながら、安全に薪ストーブを使用できるスタイルが生まれたのです。
さらに、この形を基本としながら、DDタープを「クローズドAフレーム」にし、テントと連結することによって、広い前室を設けながら冬キャンプを行うことができるようになりました。


過去の薪ストーブ配置で起きたデメリット
ここまでが、ソロティピー1TCとG-stoveを用いた過去の設置方法の説明となります。
しかし、冒頭でも述べた通り、上記の設置方法では、「まだ納得のいくスタイルに到達できていない。」と、KAZUは感じているのです。
フロントフラップを活かし切れていない
最大の理由として、BUNDOKソロティピー1TCの特徴である「フロントフラップを活かすことができていない」からです。
前後逆にテントを張り、フロントフラップを封印して薪ストーブを入れる為、本来のソロティピー1TCの姿では無い気がするのです。
「フロントフラップを活かしながらコットも入れられて、安全に薪ストーブを設置できる方法は無いのか???」
色々と想像を膨らましながら考察し、ある結論に至りました。
NEW!!薪ストーブの配置!ポイントは45度煙突!
KAZUが考え導き出したのが、「45度の煙突を”二本使い”テント内の”煙突角度を調整”する」という方法です。
G-stoveオプションの「専用45度煙突」を二個使う
G-stoveのオプション品の中には、「45度煙突」と「90度煙突」の変形煙突が二種類販売されています。




今回は、「45度煙突」を二本使用していくことにしました。




一般的に、「煙突の曲がりは、ドラフト(上昇気流)の流れを妨げる原因になる」と考えられています。
しかし、燃焼から排出まで「3ヵ所の曲がり」までは、許容範囲内と言われています。
今回、45度煙突を二本使用する設置では、2ヵ所の曲がりを作ることになりますが、ドラフトの妨げには繋がりません。
これ以上の曲がりを加えることによって、煙が逆流する恐れもありますので、煙突を追加をする際には注意が必要です。
本体→45度→ダンパー→45度→真っ直ぐの順番に。
実際に外の空き地を使って設営を行っていきたいと思います(所有地)。
テント内のポールは二股化しています。





薪ストーブをテント内部の横側に設置できるようになり、反対側に広めのスペースが生まれました。
理想の形に近づき、ソロティピー1TCから真っ直ぐ伸びた砲弾みたいな煙突が無骨で格好良いです(笑)
ダンパーの記事についてはこちらから、
煙突に支え(鉄杭)を追加して補強する
煙突の角度を変えることによって、真っ直ぐ伸びた煙突の荷重が本体から離れてしまい、強風などで薪ストーブ本体が倒れてしまう危険性があります。
薪ストーブの転倒を防ぐ為に、吊りバンドと煙突を繋げてから、バンドの金具と鉄杭を固定する方法で煙突の補強を行っていきます。
煙突の補強には、「吊バンド タンバックル付き50㎜」と、「鉄杭」を使用しています。
バンドはかなりキツメですので、付属の短いネジでは取り付けが行えないので、少し長めの物を用意すると良いです。
さらに、鉄杭を固定する時に使うネジは、「3/8インチのネジ」になりますのでご注意を。



※こちらだと手回しで鉄杭を固定することができます。
実際に設営をしてみました!(動画あり)
実際に、上記の設営ポイントを踏まえて冬キャンプを行ってきましたよ(^^♪
12月下旬の冬キャンプ!気温は-11℃!
今回の冬キャンプの気温はなんと「-11℃」
最強寒波が日本海から接近しており、冷え込みの強い日のキャンプとなりました。

テントとフロントフラップを二股化!

空間を広く使用していく為に、テント内はもちろんのこと「フロントフラップの二股化」も実装しています。
フロントフラップを二股化することにより、フラップ直下を広く活用することができるようになります。
薪ストーブを設置していく!





コットを置いて見ました!
薪ストーブの設置を終え、コットなどのキャンプ道具をレイアウトしていきます。





YouTubeで、今回のキャンプの様子を公開中!
実際に、上記の方法で薪ストーブを設置し、冬キャンプを行った動画になります(^^♪
もし宜しければ「高評価」と「チャンネル登録」を宜しくお願いします(^^♪
最後に
いかがだったでしょうか?(^^♪
人気のあるBUNDOKのソロティピー1TCですが、実際には薪ストーブを入れるほど「ゆとりのあるテント」ではありません。ソロテントでも狭い部類に入るテントになります。
しかし、そんなテントでも、キャンパーの工夫次第で、フロントフラップを活かして、薪ストーブやコットを入れて快適な冬キャンプを行えるようになります。
小さいから少し大きめのテントを購入しよう。では無く、工夫が垣間見え、考え込まれたテントほど美しい物は無いとKAZUは感じます(笑)
サーカスTCDXも所有していますが、ソロティピー1TCで行う冬キャンプも楽しいですよ(^^♪(笑)
ぜひ今回の配置方法にアレンジを加え、さらに良い配置方法を生み出し、皆で共有できたらKAZUは嬉しい限りです。
長い記事になりましたが、最後まで読んで下さってありがとうございます。
※こちらだと手回しで鉄杭を固定することができます。
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