本当に良いのか!?業界大注目!!BOCの「The Folding Cot(ザ・フォールディングコット)」を徹底的に解説!NYブルックリン生まれは伊達じゃなかった!※追記情報あり

寝袋・マッド・ベッド

業界大注目!!BOCの「The Folding Cot」を徹底的に解説!

 どうもKAZUです(^^♪

 今回は、アウトドアブランド業界で大注目を浴びている「BROOKLYN OUTDOOR COMPANY(以下:BOC)」「The Folding Cot (以下:フォールディングコット)」を徹底的に解説していきたいと思います!

 ネット上では、「BOCのコットはHelinox(ヘリノックス)のコットに似ていてコスパが高い!!!」と噂されており、コットの関連記事やYouTube等の比較動画でも、BOCのフォールディングコットは常に高評価を叩き出しています!

 「なぜBOCのフォールディングコットは高評価なのか?その理由は何なのか?」

 そんなフォールディングコットを、深く解説していきたいと思います!!!

BOCのフォールディングコットの実力はいかに!?

 この記事では、BOC(BROOKLYN OUTDOOR COMPANY)の「The Folding Cot(ザフォールディングコット)」の特徴とコットの組み立て方などをご紹介しております。



BOCとは?

 まず、フォールディングコットを販売しているBOCですが、

 正式名称は「BROOKLYN OUTDOOR COMPANY(ブルックリン アウトドア カンパニー)」

 略して「BOC」と呼ばれています。

「BROOKLYN OUTDOOR COMPANY」

 公式サイト→「BROOKLYN OUTDOOR COMPANY」

2016年、NYのブルックリンで誕生

 BOCは2016年、NYのブルックリンで誕生したアウトドアブランドになります。

 BOCの特徴ですが、インテリア性を重視したアウトドアアイテムが多く、どれもデザイン性に優れた商品ばかりです。

 「庭先でもガレージでも、気兼ねなくカジュアルな服を扱う感覚でキャンプを楽しめる。」

 そんな誰でも楽しめるようなアイテムを、多く手掛けているのが特徴になります。

 またBOCでは、環境に配慮した製品作りを行っており、積極的にリサイクル素材を採用している点も、環境保全における意識の高さが伺えます。

 さらに、BOCの生産工場では、他社ブランドの製品を製造(OEM)することで、生産技術が蓄積・共有化されており、見方に偏ること無く、高品質なアウトドアアイテムを生産することが可能になっています。

「インテリア性を重視したアウトドアアイテム」
「製品の多くに、積極的にリサイクル素材を採用」
「OEM(他社ブランドの製品を製造)工場もあり、生産技術力が高い」

フォールディングコットを徹底的に解説!

 それではBOCのフォールディングコットを解説していきたいと思います。

フォールディングコットの特徴

 まず、フォールディングコットの特徴ですが、コット面積は「190cm×68cm」と大柄な方が横になっても十分に開放感のある大きさになっています。

 また、耐荷重は「150Kg」となっています。

 付属のコットレッグを取り付けることにより、「37cm」まで高さを上げることができ、座った時に足が着く標準的な高さといえます。

 カラー展開は「BLACK」「KHAKI」から選択できます。

 個人的に、「KHAKIは、ベージュよりの色合い」に近くなっていると感じました。

 今回の解説では、KHAKIのフォールディングコットをご紹介させて頂きます。

 収納袋に入れた状態の「総重量は、3.16Kg」と、軽量なコットになります。

 フレーム材質には、「A7075超々ジュラルミン」という合金アルミニウムを使用しており、強度が高くなっています。

 フレームカラーはマッドブラックで落ち着いた雰囲気です。また、フレームの肌触りがとても良いと感じました。

張り材。300Dの太い糸と、リップストップ加工が施され強度が高い

 張り材の材質には、「ポリエステル(300D※デニール)」を使用し、「リップストップ加工」が施されています。

【D=デニールとは?】
=糸や繊維の太さの単位。数値が大きい程、高い強度がある。

【リップストップ生地とは?】
=「RIP(裂ける」ことを「STOP(止める)」特徴があり、縦と横の糸が頑丈に格子(こうし)状に縫い込まれた生地のこと。

 収納袋にも同様の素材と加工が施されています。

 個人的に、「ほつれはあまり無く、綺麗に裁縫がされている」という印象を受けました。

 以上が、フォールディングコットの基本的な特徴になります。

メーカーBROOKLYN OUTDOOR COMPANY
品名The Folding Cot(ザフォールディングコット)
カラーBLACK、KHAKI
使用時サイズHIGH 190×68×37cm(幅・奥行き・高さ)
LOW 190×68×17cm(幅・奥行き・高さ)
収納時サイズ
重量
52×18cm(幅・高さ)
約2.5Kg(コットレッグ含む3.16Kg)
耐荷重150kg
フレーム素材A7075超々ジュラルミン
張り材素材ポリエステル(300D)
※D=デニール(数値が大きい程高強度)
※リップストップ生地
収納袋素材ポリエステル(300D)
※リップストップ生地
表面加工ブラスト加工(ブラックマット調)
価格15,980円(税込み)
フォールディングコットの特徴
パッケージ(化粧箱)

 ここからは、さらにフォールディングコットを深く解説していきたいと思います。

 本体や付属品が収められていたパッケージですが、裏面には「フォールディングコットの組み立て方が図で表記」されており、誰でも簡単にフォールディングコットを組み立てられるように配慮されています。

・化粧箱の裏面には組み立て方が表記されていて親切。

取扱説明書は日本語表記で分かりやすい

 パッケージから収納袋の他に、日本語・英語表記の取扱説明書が同梱されています。

 説明書には、フォールディングコットの組み立て方や、使用時の留意事項が記されており、初めてフォールディングコットを使用する方でも、安心して使用できると感じました。

 また、収納袋に取り付けられているタグアクセサリーには、「一年保証のサポート」を受けることができる案内が記されています。

・取扱説明書は「日本語」「英語」のどちらもある。
・購入後、LINE登録で「一年保証」のサポートを受けることができる。

収納袋

 収納袋の作り込みですが、張り材と同じポリエステル(300D)とリップストップ生地を採用していて、タフな印象を受けました。

 裁縫もしっかりしており、ファスナーや取っ手、多目的に使用できるループなど、とても丁寧に作られています。

・収納袋は、張り材と同じポリエステル(300D)素材、さらにリップストップ生地を採用している。
・ファスナー、取っ手を含むループも丁寧な作りになっている。

フォールディングコットの各パーツ

 収納袋から取り出すと、各パーツはビニールの保護袋に入れられており、初期不良による傷や欠品などは無く、とても綺麗な状態で収納されていました。

 パーツは、上から張り材、専用の黒い袋に収納されているコットレッグ、左下3本セットのレッグフレーム、右側のメインフレームとなっています。

・フォールディングコットのパーツは、「肌に触れる張り材」と「張り材に通すメインフレーム」、「張り材を支えるレッグフレーム」、「脚となるコットレッグ」から組み上げられる。

張り材

 肌に触れる張り材を詳しく見ていきたいと思います。

 折りたたまった状態ですが、広げると190cm×68cmまで広がります。

 頭部側のロゴステッチ。若干縫い目がずれている部分もあるが、剥がれることは無く、ワンポイントとして見ると、インテリア性が高くお洒落な印象を受けました。

 ポリエステル素材ですので、触った感触はサラっとしています。

 さらに、メインフレームを通す穴を見てみると、縫い目の折り返しも丁寧に縫われており、強度も高く問題は無いと感じました。

 レッグフレームと接続する為に空いているトンネル部ですが、裏返すとメッシュ素材が縫われており、メインフレームを通す際にフレームの滑りを良くしているのが分かります。

 細かいところも考えられて作られています。

 他社のコットにも触れたことがある経験から思ったことですが、メインフレームを通す時にフレームが外に飛び出てくるコットもある中、このフォールディングコットのトンネル部のアーチ形状は硬めにできているので、しっかりメインフレームを通すことができました。

・リップストップ生地によりとても頑丈。
・縫い目なども綺麗に縫われている。
・メインポールを通すトンネル部位の裏面にメッシュ材を採用。アーチ形状も硬くメインフレームを通しやすくなっている。

メインフレーム

 メインフレームは太めのA7075超々ジュラルミンでできており、ブラスト加工によって落ち着いた雰囲気のマッドブラック調に仕上がっています。

 4本のフレームはゴムで連結しており、重ねて接続することで一本のメインフレームになります。「カチッ!カチッ!」という音が気持ち良いです。

 メインフレームの接続部ですが、左右はフラットになっていますが、中央部のみリングが挟み込まれています。

 この中央リングの役割ですが、レッグフレームとの接続をより強固にする大きな役割を担っています。※レッグフレーム項目で詳しくご説明します。

・太く剛性があり、質感はマッドブラックで高級感がある。
・メインフレーム中央の繋ぎ目には「リング」が挟み込まれており、レッグフレームとの取付けをより強度にしている。

レッグフレーム

 張り材とメインフレームを支えるレッグフレームですが、メインフレームと同様にゴムで連結されており、重ねて接続することで一本のレッグフレームになります。※3セットあり

 また、折り畳んでいる状態の時は、マジックテープで固定できるので、収納時にかさ張ることがない親切な設計です。

 接続部のがたつきは少なく、持ち上げても外れることはありませんでした。レッグフレームは大事な骨子部分ですが、BOCのレッグフレームは頑丈に作られている印象を受けました。

 メインフレームに接続するアタッチメントですが、ハンドルの左右に取り付けられている円形状のボタンを押すことで、アタッチメントの固定を解除できる仕組みになっています。

 逆にハンドルを握り重ねることで、アタッチメントの固定を行うことができます。

先端部の凹みとリングが重なり合う

 アタッチメントの先端部ですが、メインフレームの中央リングと噛み合う形状になっており、組み上がった際に、メインフレームとレッグフレームの縦ズレを防止することができます。

・収納時は、マジックテープでまとめやすくなっている。
・骨子部分となるレッグフレームは頑丈でがたつきが少ない。
・メインフレームのリングと、レッグフレームのアタッチメントが嚙み合わさり、ズレにくい構造になっている。

コットレッグ

 コットレッグですが、レッグフレームに差し込むことで、フォールディングコットの高さを調整することができます。接続部には硬めのピンが取り付けられており、差し込んだ際の抜け防止を担っています。

 また、コットレッグの空洞部には、ピンが外れにくいように内部にガードが取り付けられていました。

 さらに、接地面のキャップは樹脂素材でできており、適度な凹凸形状によって滑りにくく、安定して様々なフィールドに設置が行える作りになっています。

 レッグフレームにコットレッグを差し込んで見ましたがピンで強く固定されており、がたつきは無く持ち上げても抜け落ちることはありませんでした。

・接続部同士のガタつきは少なく、荷重をかけた時にぐらつきが少ない。
・凹凸が付いたキャップによって滑りにくい構造。
・内部にピン留めが付いており、落ちないようなっている。

フォールディングコットの組み立て方

 ここからは、フォールディングコットを取扱説明書に準じて組み立てていきます。

張り材にメインフレームを通します

 張り材を広げたら、角からメインフレームを差し込んでいきます。

 差し込む場所は、角の「黒のループ」が付いている部分になります。

 あまり勢い良くメインフレームを差し込むと、このようにトンネル部から外に飛び出てしまうので注意が必要です。

 奥まで差し込むと、メインフレームが若干余りますので、黒ループを引っ張って残りのメインフレームを中に入れ込んでいきます。

逆も同じようにメインフレームを差し込みます
レッグフレームを装着していく(中央→左右の順番)

 レッグフレームをメインフレームに取り付けていきます。

 順番は中央→左右になります。

 アタッチメントの逆側からメインフレームに取り付けていきます。

 押し込むことで「カチッ」とリングと噛み合います。

 続いて、反対側のメインフレームにアタッチメントを取り付けていきます。

 アタッチメントの取り付けですが、固定は解除した状態(緩めた状態)でメインフレームに取り付けていきます。

 メインフレームにアタッチメントの先端を重ねて取り付けた後、ゆっくりとハンドル部を重ねる(握る)ことで固定することができます。

 少し硬めですが、何度か使用している内に可動部が馴染み、楽に固定が行えるようになります。

 ※初回の数回は硬めになっている。

 アタッチメントとメインフレームが接続されました。

 メインフレームのリングと重なっており、ずれることはありません。

 張り材は強く張っています。

 レッグフレームを左右に取り付けていきます。

レッグフレームを全て取り付けた
コットレッグを取り付ける

 コットレッグをレッグフレームに差し込みます(計12ヵ所)。

 張り材も均一に張られており、全てのフレームが接続されました。

実際にフォールディングコットに寝てみました!

 組み立てを終えたので実際に寝てみることにしました。

 指で押さると、「少し硬めの弾力で、反発力も適度にある」そんな印象を受けます。

 実際に横になった感想ですが、フレームのぐらつきは無く、安定した寝心地でした。

 少し硬めだけど、体全体をしっかり支えている感覚。そんな感じです。

 しかも、背中から腰部にかけて適度な反発力があるので、腰痛持ちの方だとこちらの方が腰には優しいかも知れません。※自身は腰痛経験者ですのでおすすめします。

 さらに、張り材の材質であるポリエステル素材ですが、サラっとした肌触りをしており、吸湿速乾性の高い素材ですので、寝ている時の汗蒸れや汗冷えによる底冷えを最小限に抑えてくれます。

実際に冬キャンプで使用してみました。

 BOCのフォールディングコットを使用して冬キャンプを楽しんできましたよ(^^♪

 今回は、BUNDOKソロティピー1TCというソロ用のテントにフォールディングコットを入れて見ました。

 ソロティピー1TCは、低いテントなので、コットレッグは使用せずロースタイルで使用してみました。

 御座敷スタイルだったので、座りながらフォールディングコットを組み立ててみましたが、メインフレームが通しやいこともあって、簡単に組み立てることができましたよ(^^♪

 少し凹凸がある雪上の上でしたが、歪んだりガタついたりせず安定して設置することができました。

 レッグフレームの滑り止めが機能しており、雪上でも滑ることなく使用することができました。

 底冷えは多少しますが、安定して寝ることができましたよ。

最後に

 いかがだったでしょうか?(^^♪

 BOCのフォールディングコットを徹底的に解説し、ご紹介しました!

 率直な感想ですが、「この価格帯でこの品質のコットなら全然アリ!」だと思いました。

 理由は、上記で述べた通り、BOCのフォールディングコットは全ての項目が高水準な作りになっているからです。

 「平均点がとても高いフォールディングコット。機能は高級品に劣らず十分。」

 そのような結論に至ります。

 しかし、まだこのBOCの解説は続きます!(^^♪

まだ続きます!次回、約6万の高級コットと比べて見ました!

 KAZUが所有している高級コットHELINOX(ヘリノックス)タクティカルコットコンバーチブルと、「ガチ比較!」を行ってみました!(^^♪

Helinoxに似ているという噂の真相に迫ってみました!!!

 比較することで、BOCの更なる魅力に迫ってみましたよ(^^♪

 最後まで読んで下さってありがとうございます。



※追記情報:他社コットを使用して比較してみました!

 BOCとHelinox、WAQ、FUTURE FOXのコットを使用して、比較を行ってみました(^^♪

 コット選びの参考になれば幸いです。

4つのコットを使って比較してみました

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