どうもkazuでーす(^^♪
古いランタンの「錆取り」と「修繕」を行いましたので、今回ご紹介したいと思います。
古いオイルランプの錆取りと修繕。
先日、キャンプ仲間のM君から連絡がありまして「古いランタンを手に入れたから一つあげるよ?」とのこと。実はkazu、、、まだランタンを持っていないのでした( ゚Д゚)がびーん!(笑)。二つ返事で「ぜひ!!欲しい!!!!」とM君に伝え、この古いランプを譲り受けましたとさ。
それがこのランプになります!(●´ω`●)
「MADE IN JAPAN SILVER STAR」の刻印入りの古いランプ。
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芯を上下するハンドルが回らない。
M君から譲り受けたが、kazuはランプなんて触ったことも無いし、どうやって火を灯すのかも知らない(笑)。
いつものGoogle先生のお知恵を借りて、オイルランプの仕組を調べ、現状の状態と照らし合わせた結果、どうやら「芯(火を燃やすところ)」を上下させる「バーナー」というパーツが錆で機能しておらず、上下を可動させる「ハンドル」が回らないことが分かった。
火を灯しても、火の加減を調整することができないということになる。
このままでは使えないことが分かったので、全体的に「錆取り」、そして「修繕」をすることにしました。
錆取り作業の手順。
錆取りの準備をするにあたり、この様に作業をまとめてみた。
- 軽く掃除
- 分解
- 「酸」に半日浸け置き
- 鉄ブラシで錆落とし
- 水洗い
- 「アルカリ」に半日浸け置き
- 防錆スプレー
- 組み立て
まず「軽く掃除」をしました。エアーブラシとか何でも良いので、埃やゴミを取り除きます。
そして「分解」
「軽く掃除」「分解」
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バーナーの内部で「芯」が通る筒の部分になります。経年劣化から酷い錆がこびりついていて「芯」がまともに動く状態では無いのが分かります。
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「酸」に半日浸け置き
色々調べてみて「溶液に浸けて錆を落とす方法」を取り入れてみたいと思います。そもそも錆とは「空気や水に晒され、鉄などの金属の表面にできる物質であり、金属の表面の不安定な金属原子が環境中の酸素や水分などと酸化還元反応(腐食)を起こして生成される腐食物」のことを差します。
しかし、酸には、この酸化した錆びた金属から酸素を切り離す「還元」という酸化の反対の作用が働くので、錆を落とすというよりかは「溶かす」ことができるのです。
本題に入りますが「酸」に半日浸けていきたいと思います。
使用したのが「お酢」と「クエン酸」です。酢には酢酸という成分が含まれているので、錆落としに使えるのです。
お酢が500mlあるとしたら、その3倍の希釈で大丈夫だと思います。
今回は少しお酢が足りなかったので、クエン酸を一袋追加しています(適当)。
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水は5リットルくらい入れて、足りなかったのでクエン酸を追加しました。そして、半日外に置いて放置します。
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合間で何度か浸かっていない部分を浸す為、ひっくり返して浸かるように作業を行いました。翌日蓋を開けてみてびっくり。さすが「酸」ですねー。
錆びを落としています(科学的には溶かしてる)。
「鉄ブラシで錆落とし」
次の手順ですが、「鉄ブラシで錆落とし」を行います。
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酸の力はとても強力で、ワイヤーブラシで磨くだけでどんどん錆が取れていきました。kazuはいつも紙やすりなど物理的な方法で錆取りをすることが多かったのですが、今回の方法はとても簡単で感動しました。
「水洗い」「アルカリ」に半日浸け置き
今、ランプの表面は極度の「酸性」です。このままほっておくと錆がすぐ出てきますので、アルカリ性を加えることで鉄の表面を「中性」にし、錆が出てくるのを防止する必要があります。これを「中和」と呼びます。
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ここまでくればあともう少し!
「ぬるぬるアルカリ成分」を丁寧に水で洗い落とし乾燥させます。ちょっとした小技で、ドライヤーを使用するとすぐ乾きますのでお試しあれ(^^♪
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「防錆スプレー」「組み立て」
最後の仕上げに「防錆スプレー」をお忘れなく。時間の経過と共に錆びてしまいますので(^^♪ホームセンターで400円くらいで売っている「防錆潤滑剤」というスプレーを購入すれば間違いないです。
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最後に「組み立て」ですが、分解工程を写真に収めていなかったので、組み立て方を忘れてしまい困りましたが、オイルランタンの構造はとても簡単ですので試行錯誤し何とかなりました。
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可動しなかったバーナー部分の最終確認です。
実はダイヤルの「歯車」が空転していた。
後になって分かったんですけど、「芯」を上下させる為のひっかけ(歯車)が空転していて、ひっかけが弱くなり「芯」が上下しなかったんだと思います。
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溶接なんて技術は無いし、灯油が直にあたる場所なので「瞬間接着剤」も使えないし、とりあえず「ハンダでスポット補強」することにしました。
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スポット補強したことで「芯」をしっかりと歯車が捉えてくれるようになり、上下の動きがとてもスムーズになりました(^^♪
替え芯を取り換えて火を灯してみる。
替え芯を新しい物に交換して、錆取りと修繕を行ったランタンに火を灯してみました。
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最後に
古びた道具も整備すれば使えるようになります。
このランタンにも歴史があったはず。
この先、火を灯すことを諦めていたかも知れない。
形がある以上は何かしらの巡り合わせとチャンスがあるってこと(ノД`)・゜・。
kazuの所に来てくれてありがとう。大事に使うよ。一緒に灯していこう(笑)
最後まで読んで下さってありがとうございます。
※追記:気化式ランタン(ガソリン)を初めて手に入れた記事はこちらから。
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