最高スペック!NANGA「オーロラライト 900DX」
どうもKAZUです(^^♪
さっそくですが、KAZUが住んでいる「北海道北部の1月~2月の平均気温は、-10℃~-20℃」あたりだと言われています。
呼吸をするだけで鼻毛が凍り付いてしまうような過酷な環境と言えます(笑)
さすが「試される大地 北海道」です(+_+)
そんな試される大地で冬キャンプを行うには、「それ相応の高性能なシュラフが必要」になってきます。
今回は、厳冬期向け高機能シュラフ「NANGA オーロラライト900DX」を使って、-10℃を下回る過酷な冬キャンプに挑戦してみたいと思います(^^♪
この記事では、厳冬期や高所登山向け本格派シュラフの「NANGA オーロラライト 900DX」の特徴と、シュラフを選ぶ際の「フィルパワー」や「快適使用温度/下限温度」の説明、実際に凍れる冬キャンプで使用してみた感想をご紹介しております。
NANGAとは?
NANGAと言えば、
「日本が誇る羽毛に拘ったダウンスリーピングバッグ・メーカー」ですよね(^^♪
寒冷地に住んでいるKAZU自身も、NANGAのダウンジャケットを良く愛用しています。
「日本製で質の高いダウン製品を扱っている」というイメージのNANGAですが、キャンプや登山用のシュラフ(寝袋)を手掛けていることでも有名です。
NANGAのシュラフの種類
NANGAのシュラフですが、大まかに種類を分けると、下記のようになります(オーロラライト DX のみ)。
品名 | ダウン量 | 快適使用温度 /下限温度、適応タイプ | 重量 | 収納サイズ | 特徴 | 値段 |
オーロラライト 350 DX | 350g | 5℃ / 0℃ サマータイプ | 約750g | φ13 × 25cm | シングルキルト | ¥37,400 |
オーロラライト 450 DX | 450g | 0℃ / -5℃ 3シーズン | 約865g | φ14 × 30cm | シングルキルト ボックスキルト | ¥42,900 |
オーロラライト 600 DX | 600g | -4℃ / -11℃ 4シーズン | 約1,050g | φ17 × 31cm | 台形ボックスキルト | ¥55,000 |
オーロラライト 750 DX | 750g | -8℃ / -16℃ 4シーズン(上位) | 約1,200g | φ19 × 31cm | 台形ボックスキルト | ¥60,500 |
オーロラライト 900 DX | 900g | -10℃ / -19℃ 4シーズン(最上位) | 約1,400g | φ21 × 41cm | 台形ボックスキルト | ¥66,000 |
レベル8 -23オーロラライト | 1,000g | -13℃ / -23℃ 4シーズン(最高峰) | 約1,670g | φ21 × 41cm | ディファレンシャルボックスキルト | ¥94,600 |
オーロラライトの種類ですが、350から順に450、600、750、900と対応性能が高まり、レベル8 -23が最高スペックとなります。ちなみに数字は「ダウン量」を示しています※900まで
「オーロラライトは軽量シュラフ」の部類に入りますので、ミニマムなキャンプ道具を探している方にお勧めできるシュラフです。
下記でも触れますが、上位種になると「キルト構造が保温性の高い作り」になります。しかし、価格も比例して高価になっていく傾向にあります。
今回、ご紹介するのは4シーズンとしては最上位の「オーロラライト900DX」になります。
オーロラライト 900DXの性能
再びオーロラライト 900DXの詳細な特徴ですが、
ブランド | NANGA |
品名 | オーロラライト 900DX |
快適使用温度 /下限温度 | DX:-10℃ / -19℃ |
ダウン | スパニッシュダックダウン90-10% (760FP) 900g |
生地 | 表地:15dn オーロラテックス® 裏地:15dn リップストップナイロン |
内部構造 | 上面下面:台形ボックスキルト構造 |
サイズ | レギュラー 最大長:210 X 最大肩幅80/cm(身長178cmまで) ※ショート、ロングもあり |
収納サイズ | φ21 × 41cm 付属品:ショルダーウォーマー、 ドラフトチューブ付き |
総重量 | 約1,400g |
900DXのダウンは「スペイン産のホワイトダウンダック」を使用!
何と言ってもダウンシュラフの良い所は「保温性」ですよね(^^♪
オーロラライト 900DXのダウンは「スペイン産のホワイトダウンダック」を使用しています。
NANGAのフィルパワーの目安
ダウンジャケットやシュラフの性能の指標として、「フィルパワー」という数値があるのですが、数値が大きいほど空気を多く含んでおり、大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れ、暖かく良質なダウンといえます。
そんなオーロラライト 900DXのフィルパワーは「760FP」と高性能で保温性が高いシュラフになります。
一般的なフィルパワーの数値の目安ですが、ダウンジャケットで例えると、600FP以上あればタウンユース(秋冬の市街地散策)では十分な性能です。
ユニクロのウルトラライトダウンジャケットなどが同性能と言われています。
寒冷地(雪国)や秋~冬にかけてのアウトドアで使用するのであれば、700FP以上のフィルパワーがあれば十分であり、750FPを超える辺りから「高性能な品質なダウン」に入ると感じます。
快適使用温度と下限温度の違い
シュラフの「快適使用温度」や「下限温度」についてですが、
快適使用温度:記されている温度域であれば快適に眠ることができる。
下限温度:記されている温度域にて、重ね着や湯たんぽ、カイロなどの防寒があれば、快適に眠ることができる。
オーロラライト 900DXは、「快適使用温度が-10℃」、「下限温度が-19℃」となります。
ダウンと生地、構造について
ダウン量は「900g」と沢山の良質なダウンを使用していることが分かります。
表生地素材に「オーロラテックス」を使用していることで防水コーティングが施されています。それにより高い防水透湿性能が生まれ、外部からの水濡れを防ぎ、内部の蒸れを発散します。
また、NANGAのシュラフは、600DXシリーズからボックスキルト構造より高性能な「台形ボックスキルト構造」にグレードが上がります。
ダウンとダウンの間にナイロンの壁が無数にあることで、「コールドスポット」が減り、ボックス同士が密接することで、放熱量を軽減させて効率良く保温性が高まる仕組みとなっています。
ちなみに、スリーシーズン用のシュラフは450DXがおすすめです(^^♪
重量、収納サイズについて
重量については、「1400g」と軽量シュラフになります。
収納サイズも「φ21 × 41cm」と、二つのドローコードでコンパクトに収納することができます。
一般的に、900DXと同スペックのシュラフだと「重量が2Kg以上」になることが多いのですが、この900DXは1.4Kgと軽量な為、キャンプ時のパッキングも問題なく行うことができます。
実際に冬キャンプで使用してみました
実際に、厳冬期の冬キャンプで使用してみました(^^♪
今回の冬キャンプでは、NANGAのオーロラライト900DXの性能を検証する為、テントのフロントフラップを「あえて開放したまま就寝する」ことにしました。実質、外気温のまま眠ることになります。
もちろん、テント内の薪ストーブは3時間くらいで燃え尽きてしまいますので、朝方にはとてつもない冷え込みとなります。
21時頃、シュラフに入って就寝しましたが、
驚くことに、
「一度も夜中に起きること無く、朝を迎えることができました(笑)」
コット+マットの防寒効果もありますが、背中の底冷えは一切感じず、常に羽毛布団に包まれている様な感覚で気持ちよく眠ることができました(^^♪
でも、眠る前に顔が少し寒く感じたので、首回りの厚いダウン層にそのまま顔を埋めて眠ると大丈夫でした(笑)
YouTubeで、今回のキャンプの様子を公開中!
もし宜しければ「高評価」と「チャンネル登録」を宜しくお願いします(^^♪
最後に
いかがだったでしょうか?(^^♪
NANGAのオーロラライト900DXは、「想像を超える保温性」があり、1.4Kgと軽量なダウンシュラフでした。
キャンプでは、テントのフロントフラップを全開(ほぼ外で寝ている環境と一緒)にして、使用してみましたが、一番冷え込んだ時の気温-14℃でも快適に眠ることができました。
これには本当に驚きました(笑)
あらためて「キャンプ道具でお金を掛けるべき道具は?」と聞かれたら、真っ先に「シュラフ!!」と答えてしまうくらいKAZUの価値観が変わりました(笑)
また、真冬でもキャンプ以外に撮影地に出向いたりする機会が多く、車中泊を余儀なくする場面も多いのですが、このシュラフがあれば、エンジンを切った状態でも熟睡できると思います。頼もしい相棒ができた感じです(笑)
氷点下までいく冬キャンプにおいて、マストアイテムになると思いますね。
KAZUは強くNANGAのシュラフをお勧めしたいですね(^^♪
最後まで読んで下さってありがとうございます。
コメント