本格的なオーブン料理に!LODGE(ロッジ)のキャンプオーブン(10インチ)を使って見ました!

焚火・ストーブ・クッキング用品

LODGE(ロッジ)のキャンプオーブンを手に入れました!

 どうもKAZUです(^^♪

 今回は、KAZUがいつもお世話になっているアウトドアブランドの「LODGE(ロッジ)」より、本格的なオーブン料理を楽しめる「キャンプオーブン」をご紹介をしたいと思います。

 ロッジのオーブンと言えばKAZUも愛用しており、ソロキャンプの時などは、ロッジの「サービングポット(1QT)」をよく使用しています。

 ロッジのオーブンは、鋳鉄製で直火も可能。熱伝導も良いので「炒める。蒸す。煮込む。」と、様々な調理方法に対応しています。

ソロにおすすめのダッチオーブン「サービングポット(1QT)」の紹介記事

 そんなロッジより、さらにキャンプ料理に適した「キャンプオーブン 10インチDEEP」をご紹介していきたいと思います(^^♪



 この記事では、「LODGE(ロッジ)のキャンプオーブン 10インチディープ」の特徴と、実際にキャンプで使ってみた感想をご紹介しています。また、キャンプオーブンで作る「ローストビーフ」の作り方もご紹介しております。

キャンプオーブン 10インチDEEPの特徴

 キャンプオーブン 10インチDEEPの特徴

品名キャンプオーヴン 10インチ DEEP
型番L10DCO3
内径25.5cm(10インチ)
鍋の深さ10.5cm
材質鋳鉄製
重量約5.9Kg

鋳鉄(ちゅうてつ)製で油馴染みが良い

 まず材質は「鋳鉄製」となっています。

 鋳鉄は加熱して溶かした金属を、型に流し込んで作る金属製品のことを指し、逆に鉄のフライパンは、鉄板をプレスしてフライパン型に成型したものを指しますので、まったく製造方法が異なることが分かります。

 さらに、鋳鉄で作った物は「炭素の量が多く油馴染みが良い」という性質を持ち、熱伝導に優れ蓄熱性が高く、料理が美味しく仕上がる特徴があります。

 さらに、ロッジの製品は、製造の段階で安全な「大豆油でシーズニングしてある」ので、軽く水洗いをすればすぐ調理を行うことができるようになっています。

 ※長く愛用する為のメンテナンス「シーズニング」の方法については下記でご紹介しております。

鋳鉄製でできているので熱伝導がとても良い

10インチの使用感は?350ml缶7本分?

 まず、オーブンの大きさを表す「10インチ」の使用感ですが、「ゆとりのあるソロキャンプ用、3~4人用」と捉えると良いかもしれません。

 この他にもロッジからは、様々なインチ数のオーブンが販売されています。

 10インチは、「ソロでもファミリーでも比較的扱いやすい大きさのオーブン」ですので、最初の一台におすすめです。

・8インチ:少人数や2台目にオススメなサイズ
・10インチ:ご家族単位にオススメなサイズ
・12インチ:グループや豪快料理におすすめなサイズ

コールマン公式サイトより
350ml缶が7本程度入る大きさが10インチ
高さは350ml缶より低い

重量は?外見は?

 気になる重量は「約5.9Kg」と重たいです(笑)

 取っ手が付いているとはいえ、少し重たく感じるかもしれません。

約5.9Kgの鋳鉄製のオーブン
蓋にはLODGEの刻印が格好良く刻まれています
何インチのオーブンかすぐ分かるように「10」と記されている
取っ手部分はとても頑丈な作りになっているので外れてしまう心配は無い
蓋とオーブン本体の曲面も綺麗に揃っている

オーブンの高さがあるDEEPサイズ

 今回のオーブンは、「DEEP」サイズですので、同じ10インチのキャンプオーブンより、鍋が深くなっています。

 ※DEEPの鍋の深さは「約10.5cm」、同じ10インチのキャンプオーブンは約8cmとなっています。

 その他のロッジのキャンプオーブンについてはこちらから、

 →LODGE(ロッジ)公式サイト「キャンプオーヴン&グリル」

DEEPサイズなので高さは深めに作られている
シーズニングを繰り返すことによって黒光りし、経年の具合を楽しむことができる
高さは「約10.5cm」となっている

炭などを置くことができる蓋の形状

 蓋の形状についてだが、「高さが約2cmのふち」が返しとなって付いていることで、炭などを上に置くことができる作りになっています。

蓋のふちには返しがついている
高さは「約2cm」
蓋裏は凹んでいるのでスキレット代わりにも

 蓋の裏は微妙に凹んでいる為、熱源の上に置いて、スキレット代わりにし焼き物ができる作りになっています。

蓋裏は中心にかけて凹んでいく作りになっている
スキレット代わりに使用することができる蓋裏

キャンプ用の脚が付いている

 キャンプオーブンの最大の特徴は、オーブンの底下に脚が付いていることです。

 脚が付いていることで、野外使用の際に地面に置くことや、焚火の上に直接置くことができます。

3本の脚が付いてる
頑丈に作られている為、折れたりすることはまず無い
脚の高さは「約4cm」
ガス台の五徳が4cm以上あれば自宅調理も可能

 脚の高さが「約4cm」となっている為、自宅のガス台の五徳が4cm以上あれば、ガス台に触れることなく、自宅での調理が可能となっている。

 使い終わった後は、このガス台の上でシーズニング作業を行うことができる。

ガスキッチンの五徳が4cm以上あれば乗せることができる

蒸す料理OK!ロストル(網)で焦げ防止

 焼き物・煮る調理の他に、「蒸す料理」も行うことできるのがキャンプオーブンの特徴となっています。

 市販のロストルを使用することで、蒸す料理にも対応することができ、アルミのロストル(網)を使用することで、底面の焦げ防止などに役立ちます。

市販の25cmのアルミでできているロストル
アルミも太く頑丈に作られている
網の高さは「約2cm」
端は1cm程度空く寸法になる


キャンプの時にローストビーフを作ってみました!

 今回のキャンプでは、ダッチオーブンの基本的な料理「ローストビーフ」を作ることにしました。

実際に作ってみた「ローストビーフ」

ローストビーフの材料と作り方

【材料】
・牛モモ肉……1kg
・好みのスパイス……適量
・オリーブオイル……適量
・にんにく……4片
・人参……2本
・じゃがいも……2個(今回は玉ねぎで代替え)

【作り方】
①常温に戻した牛モモ肉にオリーブオイル、スパイスなどふりかけます。
※常温に戻すことで中心部までじんわりと火を通すことができます。

②蓋裏をスキレット代わりにして、オリーブオイルとスライスしたにんにくを軽く炒め風味を付けた後、牛もも肉の表面を一気に焼き上げます。
※全体的に焼き目を付けるのがポイントになります。
※焼き目が付いたら蓋裏ごと一旦牛肉を取り出します。

③キャンプオーブンを十分に熱し、ロストル(網)を入れて、適当な大きさにカットした人参と玉ねぎ、牛肉を乗せます。

④肌で熱いと感じる焚火の強さ(強火)にし、キャンプオーブンを焚火の中に入れます。蓋の上に炭(薪)を置いて、時間の経過と共に中火~弱火にしていきます。
※加熱時間は30分から40分
※後半、下の焚火は「中火」、上に乗せる炭は「弱火」になるように火の加減を意識します。

⑤肉の中心部に温度計、もしくは竹くしなどを刺し込み、数秒後引き抜きます。この時、唇に当てて「ぬるい~少し温かい温度」であればローストビーフの完成となります。
※温度計の場合「54℃~57℃」を目安に調理すると一番美味しいローストビーフが仕上がります。

下味を付けた牛肉と野菜を用意します

牛肉(1Kg)と人参、玉ねぎ

①常温に戻した牛モモ肉にオリーブオイル、スパイスなどふりかけます。
※常温に戻すことで中心部までじんわりと火を通すことができます。

蓋をフライパン代わりにできる

 キャンプオーブンの蓋裏は10インチのスキレットとして活用することができます。

 今回は、最初の「焼き」に蓋裏を使って表面を焼き上げることにしました。

蓋の裏をスキレット代わりにして表面を焼き上げます

②蓋裏をスキレット代わりにして、オリーブオイルとスライスしたにんにくを軽く炒め風味を付けた後、牛もも肉の表面を一気に焼き上げます。
※全体的に焼き目を付けるのがポイントになります。
※焼き目が付いたら蓋裏ごと一旦牛肉を取り出します。

焚火に具材をいれたキャンプオーブンを入れる

 焼き上がったお肉をオーブンの中に入れます。

③キャンプオーブンを十分に熱し、ロストル(網)を入れて、適当な大きさにカットした人参と玉ねぎ、牛肉を乗せます。

トライポッドを使うと簡単に火加減を調整できます

 焚火にキャンプオーブンを入れる際に「トライポッド」という道具を使うと安全に調理を行うことができます。吊るす高さを変えることで簡単に火加減を変えることができます。

 キャンピングムーン(CAMPING MOON)のトライポッドの最大耐重量は「約15Kg」ですので、重量が5.9Kgのロッジのキャンプオーブンを吊るしても大丈夫です(^^♪

トライポッドを使用して、調理を行いました


薪を蓋の上に置き火加減を調整していきます

 焚火をしながら、熱々の薪を蓋の上に置いていきます。

④肌で熱いと感じる焚火の強さ(強火)にし、キャンプオーブンを焚火の中に入れます。蓋の上に炭(薪)を置いて、時間の経過と共に中火~弱火にしていきます。
※加熱時間は30分から40分
※後半、下の焚火は「中火」、上に乗せる炭は「弱火」になるように火の加減を意識します。

心配なら温度計を使いましょう

 絶対に美味しいローストビーフを食べたい!という方へ。

 牛肉の中心部の温度は、「54℃~57℃」が一番美味しいと言われており、温度計を使うことで、食べごろの温度を確認することができます。

レア(ほぼ生肉)……「50℃~54℃」
ロゼ(一番美味しい)……「54℃~57℃」
ミディアム(少し焼すぎ)……「57℃~60℃」

54.3℃、ロゼで焼き上がりました

⑤肉の中心部に温度計、もしくは竹くしなどを刺し込み、数秒後引き抜きます。この時、唇に当てて「ぬるい~少し温かい温度」であればローストビーフの完成となります。
※温度計の場合「54℃~57℃」を目安に調理すると一番美味しいローストビーフが仕上がります。



ローストビーフの完成!

ローストビーフの完成です
柔らかくてジューシーなローストビーフでした
ニンニクベースの醤油タレとチーズをサンドして頂きました

料理の後のお手入れ「シーズニング」

 そして、調理を終えた後の鋳鉄製のダッチオーブンやスキレットのお手入れですが、洗剤を使って洗うのはNGとされています。※油の皮膜を落としてしまうから。

 手間はかかりますが、しっかりと水で汚れを洗い流し、たわしなどで丁寧に汚れを取り除きます。

 シーズニングを行わないと、時間の経過と共に底がサビたり、焦げ付きやすくなる原因にもなりますので、料理の後はシーズニングを行うようにしましょう。

 「シーズニング」とは、油でコーティングすることで焦げ付きや酸化(サビ)を防止する作業のことを指します。

水洗いで汚れを落とします
火力を高める為、センサーを一時的に解除します
油を注ぎ入れます(サラダ油でOK)
煙が出てきたらキッチンペーパーなどで拭き取ります
蓋も同様にシーズニングして終了

 シーズニングを行っておくことで、腐食やサビの防止が行えますし、次回の使用時に焦げが付きにくくなります。

 手間かもしれませんが、シーズニングは絶対に行った方が良いですね(^^♪

最後に

 いかがだったでしょうか?(^^♪

 LODGE(ロッジ)のキャンプオーブンは、鋳鉄製で直火も可能。熱伝導も良いので「炒める。蒸す。煮込む。」と、様々な調理方法に対応しています。

 トライポッドに吊るして調理を行うことで、キャンプの雰囲気も出るし、火加減も簡単に行うことができます。決して敷居の高い調理器具ではないと感じました(^^♪

 実際に、不器用なKAZUでもローストビーフを作ることができましたよー(笑)

 オーブンのお手入れ(シーズニング)や取り扱いにひと手間掛かりますが、長期愛用できるアイテムですので、「道具を育てていくことが好き」な方であればぜひ!手にして欲しいです(^^♪

 自分だけの「アイアンギア」を増やしていき、キャンプを楽しんでいきたいですね。

 長い記事でしたが、最後まで読んで下さってありがとうございます。

YouTubeで、今回のキャンプの様子を公開中!

 動画では実際に上記の作り方に沿ってローストビーフを作ってみました(^^♪

 もし宜しければ「高評価」「チャンネル登録」を宜しくお願いします(^^♪





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