絶景!冬のタウシュベツ川橋梁!
どうもkazuです(^^♪
皆さんは、「冬に行ってみたい撮影スポットはありますか?」と聞かれたら、どのようにお答えしますか?
kazuは、上士幌町の糠平湖にある「タウシュベツ川橋梁(きょうりょう)」に行ってみたいと答えるでしょう!
別名を「めがね」とか、「幻の橋」なんて呼んだりする「貴重で珍しい橋」になります。
そんな糠平湖の氷上を徒歩で横断し、素敵な夜景を撮ってきました(^^♪
長時間の撮影になる為、拠点用のテントを張りながら撮影に挑んで来ましたよ。
注意:後日、夕方からタウシュベツの夜景を撮りに行ったグループ6名が吹雪により遭難。冬の夜のタウシュベツ撮影に行かれる方は十二分に注意し、万全な計画のもとで行動をお願い致します。
タウシュベツ川橋梁とは?
上士幌町にある「タウシュベツ川橋梁」とはどんな場所なのか?
タウシュベツ川橋梁(タウシュベツがわきょうりょう)[1]は、北海道上士幌町の糠平湖にある、旧国鉄士幌線(廃線)のコンクリート製アーチ橋である[2]。
名称に関しては「川」を省略しタウシュベツ橋梁と称されることもあるが、鉄道橋としての本来の正式名称ではなく、また上士幌町や保存会も正式名を継承している。
よく晴れた風のない日に、湖面に橋が映ると眼鏡のように見える。またアーチ橋ということもあり、「めがね橋」の別名を持つ。
古代ローマの遺跡を思わせるその姿は、周辺の景色とも調和しているとされる。第1回北海道遺産に選定された「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」の1つである。
Wikipedia”タウシュベツ川橋梁”より引用
近年は、コンクリートの劣化により崩落の危険性が高く、橋の近くには規制線が張られています。実は立地の悪さから「北海道遺産」に登録されていないスポットでもあります。
今は、朽ちていく姿をありのまま観測していく、そんな哀愁漂う観光スポットだとkazuは感じています。あと数年で朽ちていく建造物。ロマンが溢れていますね。
そして、最大の特徴が「季節によってアーチ橋が見え隠れする」ことです。冬期より湖面に姿を現し、春夏に水位が上昇し、秋には湖底に沈んでいく。季節によってアーチが橋が見え隠れする「幻の橋」といわれる所以になります。
タウシュベツ川橋梁の行き方について(冬期)
北海道の観光スポットで有名な場所ですが、冬期は車で近くに寄ることはできません。糠平湖の湖上が凍結する1月上旬から「糠平湖を徒歩でタウシュベツ川橋梁まで横断することが条件」になります。
湖上を横断できるタイミングとしては、毎年「Npoひがし大雪自然ガイドセンター」さんが観測している「氷厚点検」を基準にすると宜しいと思います。
氷厚点検の結果、糠平湖のワカサギ釣りが解禁されますので、それより1週間程度冷え込みを待ってから渡ると宜しいかと思います。
場所は「五の沢」の駐車場に車を駐車し、笹薮を抜けて湖上へ、そこから北東へ歩き進んで行くとタウシュベツ川橋梁に到着します。時間にして「50~60分」はかかりますので、スノーシューなどの防寒具は必須です。
タウシュベツ川橋梁の行き方について(夏季)
ちなみに夏季については、車で糠平湖北部の脇道を東に進み「ゲート」を通ることで、タウシュベツ川橋梁の近くまで寄ることができます。
しかし、ゲートには「施錠鍵」が付けられており、事前に「十勝西部森林管理署東大雪支署」から鍵を借りてゲートを開ける必要があります。
初めて行く方は、十勝西部森林管理署東大雪支署へ、お問合せすることをお勧めいたします。
十勝西部森林管理署東大雪支署
住所:上士幌町字上士幌東3線231番地
連絡先:01564-2-2141
タウシュベツ川橋梁に行ってきました
さっそく、タウシュベツ川橋梁に行ってきました。今回は昼間から夕方、夜にかけて長時間撮影を行いますので、防寒着からガチ装備で挑んでいます。
歩くことで発汗し、体の冷え込みが容易に予想されますので、正しいレイヤリング(重ね着)を行い挑戦しています。
途中で引き返すことができないので、冬の重ね着は特に重要です。
ソリにはテントやマナスルストーブ、軽食などを装備
ちょっとした冒険家気取りで、ソリに拠点用のテント、軽食、マナスルストーブ等を積載し、目的に向かうことにします。
落ちる危険性がある「凍った湖上」
湖上が凍結しているからと言って安全なわけではありません。氷厚が薄いところもある為、気を付けて歩いて行かなければなりません。
駐車場については「五の沢」という場所に車を停めて、笹薮を抜けていきます。
ちょっとした笹薮を抜けると、目前には広大な雪景色が広がっています。
タウシュベツ川橋梁に到着、そして拠点作り
スノーシューを履いてソリを引きましたが、先日の大雪で積雪も深くなっており、歩く度に沈み込む。
結局、目的地まで一時間以上を要することになりました。結構疲れました(笑)。
さっそく、橋梁の近くに拠点を作ります。
このマナスルストーブで暖を取りながら撮影に挑みました。マナスルストーブが無いと、凍えていたかもしれません。
日が暮れる頃、満天のタウシュベツ川橋梁
温かい飲み物で体が暖まったので撮影に向かいました。
やはり拠点があると休みながら撮影ができるので良いですね。
キャンプを趣味にしていて良かった(笑)
最後に
夜の撮影を終えて、撤収は夜の22時頃になりました。
体力も使い切って疲れましたが、自分の限界を超えることができ「一つ上の男」になれた気がします(笑)。
「なかなか行けない場所だから素敵な何かが待っている。」そんな言葉が一番似合う場所がこの「タウシュベツ川橋梁」なのかなと感じます。
行く為には、それなりの覚悟と装備が必要ですが、いずれかは崩れ去るアーチ橋。挑戦し見に行くのも良いかもしれませんね。また違う自分になれると思います。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
アイスバブルを撮りに行きました!※追記情報
この記事作成から一年後に、糠平湖を訪れ「アイスバブル」を撮りに行きました(^^♪
詳細については下記の記事からどうぞー♪
コメント